淡く苦い思い出のドア

Housing Concierge 侘蔵~わびくら~

2018年07月28日 19:52

ゆるスタの目にとまった ドアの穴
何か 語りかけてくるぞ

THE 昭和の味のある建具に なにやら 意味ある感じの穴が。 
聞きたくて仕方なかった

「僕が若いころに・・・・」話してくださいました。
多かれ少なかれ そういう時期がある、少年時代 (♪な~つが す~ぎ~ かぜあざみ~♪)
エネルギーを 体調のすぐれない親にぶつける事も出来ないが 収まりきらない。
何も考えずに 投げる ぶつける なぐる、、、いけない事だが その時は考える余裕がない。
その結果 回りにある 壁 ドア 窓など 家が対象になってしまう時がある(よそ様に危害を加えないだけまだ・・・)
でも 建物は 痛さを言葉では伝えられない。でも 傷痕として ずっと目に心に訴えかけてくる。

自信が成長していくにつれ、穴への目線も変わってくれば、気持ちの変化も。。。。
そして 自分が親の立場となり。
建物を自らが痛めていたこと、直すにはお金がかかること、なにより 親御さんへの思いと、自信への問いかけ・・・。
いろいろな思いが現実に受け止めると。。懐かしさと後悔と。。複雑な。。。


そんなドアを開き戸から 引き戸へ。
行き先の部屋、柱の事を考え、 又 既存の部屋の使い勝手に今後 支障が出てこないように
たかが引き戸、されど引き戸で 侘蔵ならではの提案の引き戸を作成させていただきました。

見た目は いたって 引き戸。

しかけは・・・・。お客様との秘密

匠の技 使わせて頂きました。
ってか、「ふ~ん」な事もかも


お父さん、お母さん、そんな息子も今では 人思いの 仕事に熱い情熱とこだわりをもつ 優しいお父さんです。
そして 穴をあけた 本人が 家族の為にリフォームです。
ドアへの思い、家への思い、その時とった行動の思い・・・
いろんな思いをかみしめながら 新旧コラボ

お父様の健康のためにも。。。
奥様とお子さんの笑顔の為にもためにも。。。
N様との ご縁に感謝

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